2017-06-07

35mmか50mm、どちらが”標準レンズ”なのか?(2017年6月時点)

標準レンズ。それは、写る範囲(画角)が人間の視野に近いレンズのことです。35mm換算で50ミリになるレンズは、まさにその代表とされています。

しかし、パーソナルペースが人によって違うように、標準といえる画角も人によって違うのではないでしょうか。実際50mm以外にも、28mmや35mmを「標準」とする人もいます。

さて、今の僕にとって”標準”なのは、35mmか50mmのどちらでしょうか。

これは実に感覚的な話です。なので僕は、来月には考えが変わるかもしれません。そこで、ブログのタイトルには「(2017年6月時点)」と明記することにしました。

35mmは「生活感を捉えるレンズ」

まずは、35mm換算で35ミリ相当になるレンズから。僕が所有しているレンズでいうと、富士フイルムの「XF23mmF2 R WR」がそれにあたります。

ここでもう一度、記事冒頭の写真を見てみましょう。

これは僕が「XF23mmF2 WR」で撮影した写真です。江の島での撮影を終え、帰りの駅に向かうときに撮影しました。

主題は「店の外観」。白の壁と、赤と青の文字の看板、青い自転車が印象的だったため、すべてを要素として取り入れました。僕が立っていたのは狭い路地で、後ろに下がることも、前に行く余裕もない状況です。それだけに、35ミリだからこそ写せた一枚でしょう。

ところで、この写真には副題もあります。それが、向かって左に見える「犬の散歩をする人」と「犬の頬を両手で包み込もうとしている人」。狙っていたわけではありませんが、いいタイミングを捉えられました

もしこの二人が写っていなかったら? 写真は、ただ店の壁で埋め尽くされていたでしょう。まぁそれはそれで、主題が明確になります。しかし、二人が写りこんだことで「生活感」まで伝わる写真になりました。

自然に、本当に自然に見ることができる。35mmの画角は、実に自然である。

50mmは「気合いが必要なレンズ」

35mm換算で50mmになるレンズ。僕が所有するものでいうと、換算53mm相当になる「XF35mmF1.4 R」があります。ここでは便宜上、50ミリという言い方で。

さて、50ミリのレンズで撮影をするときには、少しばかり「気合い」が必要になります。というのも、50ミリの焦点距離は意外と「狭い」と感じることがあり、その分主題を明確にする必要があるためです。

ただし、ほどほどに狭く写してくれるというのは、捉え方によっては長所にもなります。僕の感覚では、距離がある程度とれて、かつ雑多なところであれば50ミリが向いているような気がします。

あるいは、ポートレートだと50ミリは本当に使いやすいです。女性との距離感やコミュニケーションをとることが苦手な僕ですが、心地よく撮影に臨めることが多いですよ。

今のところは、35mm換算で35ミリが”標準レンズ”

ということで、35mm換算で35ミリと50ミリになるレンズについて、僕が思っていることを書いてきました。それぞれ、「生活感を捉える35ミリ」と「気合いが必要な50ミリ」と言い表してみました。

そのうえで、どちらか一本を”標準レンズ”にするのであれば、35ミリを選択するでしょう。

最大の理由は、やはり生活感を写せることにあります。もちろん50ミリでも写せるのかもしれませんが、今現在の僕の歩幅や、何かに近づいたときのそのモノとボクの距離感などを考えると、35ミリがベストな選択です。

それにしても、かなり感覚的なものの言い方で話を進めてきてしまいましたね。しかし、その感覚的な部分をそのままに楽しむだけでなく、こうして言語化してみることにもカメラの魅力があると思います。

来月にはどの画角が”標準”となっているのか、僕自身にも分かりません…!

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