SONYは「油絵」でFUJIFILMは「水彩画」という個性を知っておくと、カメラ・レンズ選びで役に立つ!

SONYのカメラやツァイスレンズに興味を示している今日この頃。しかし、ふと「実は富士フイルムとそんなに変わらないのでは?」なんて思ってしまいました。素人丸出しです。そこで! 各メーカーの絵作りを調べていたところ、興味深い表現に出会いました。

SONYは「油絵」、富士フイルムは「水彩画」

数年前にSONY RX1004を使ったとき、コンデジながら「色が濃いな~」と思いました。その頃は「かーるつぁいす」を知らなかったので、たまに「ここまでコッテリしてしまうのか」と思ってしまったんですね。そこでFUJIFILM X-T1を購入したわけですが、フィルムシミュレーションによる多彩な表現は、「ほしい色が手に入る」万能の絵作りでした。

しかし、ここ最近どうもSONYといいますか、カールツァイスの色に関心を抱いています。現像しているとはいえ、魚住誠一さんのポートレートは立体感がありますし、Twitterで「いいね!」するポートレートは、心なしかSONYのカメラが多い気がします。

正直、二枚の写真を見せられて「どちらがフジでどちらがソニーでしょうか」と訊かれたら、すべて正解する自信はありませんが…。ただ、人間の感覚というのは不思議で、「カールツァイス」という名のフィルターを通すと、写真が違って見えてくるのです。

というように、カメラやレンズの色味を言葉にするのは非常に難しいのですが、ネットで調べてみると、なんとも絶妙な言い回しを見つけることができました。

さて、知人から聞いた話なのですが(中略)

Carl Zeissのセールスマネージャーさんによると、FujifilmとSonyを、それぞれ「水」と「油」と表現されているようです。

「Sony は、色味がはっきりくっきり。つまり油絵のよう。
Fujifilmは、もっと微妙なやわらかい色を表現し、水彩画のよう。」

(biogon pictures「レンズの話2」より引用)

芸術的な表現です。しかも、油絵のSONYは何度も修正ができる(RAW現像)のに対して、水彩画のFUJIFILMは一発勝負(jpeg撮って出し推奨)というふうに考えると、それぞれのカメラメーカーの理念とも一致していることが分かります。

立体感のツァイス、ボケのフジノン

もう一つ「なるほどな」と思ったのは、「立体感のツァイス、ボケのフジノン」という表現。こちらはあまり数多く見られなかったのですが、念のためURLを載せておきます。先に「油絵」と「水彩画」という例えを見てきたので、この「立体感のツァイス」と「ボケのフジノン」という表現にも納得がいくのではないでしょうか。

FUJIFILM X-T1で撮影したポートレート。たしかに「水彩画」のような表現である。

試しに、Googleで「油絵」や「水彩画」と検索するとたくさんの絵が表示されます。僕は美術の専門家ではないので素人の言い回しになりますが、油絵のほうは何といっても力強い印象を受けます。一つひとつの色もハッキリとしていて、まさに「立体感」のある表現です。一方で水彩画は優しい印象をもち、「ボケ感」のある絵と言えます。

こうしてみると、ただボケた写真がきれいなのではなく、油絵のような立体感とボケのある写真でも「きれい」なのであって、そのどちらを好むのかこそ人それぞれなのでしょう。

複雑な背景を入れて開放で撮ってみると、油絵で描いたような独特のボケが得られました。こういったボケに目がない方もおられることでしょう。とろけるような美しいボケというタイプではないのでむやみにボカすのではなく、(中略)こういったレンズこそ使いこなしの面白さがあるわけです。(フォトヨドバシ「Carl Zeiss Touit 2.8/50M Xmount」より引用)

ツァイスのレンズを買うしかない!?

「カールツァイスの色が欲しい」と思ったときに、どうしてもSONYのほうが富士フイルムより選択肢(レンズの数)が多くなります。ただ、新しいカメラを手に入れるというのには、それなりの投資が必要になります。

そこで、「大切なのはカメラ本体よりレンズだ!」という説に従うのであれば、とりあえずはXマウント用のカールツァイスレンズを試してみる価値がありそうです。もちろん、それもそれで高価ではありますが(笑)できるだけ手に馴染んだカメラで撮りたいですよね。

なんといっても、最近活躍の場が少ないFUJIFILM X-T2にとっても、そのほうが嬉しいはず。ただし、Xマウント用に製造されているツァイスレンズは、広角・標準・中望遠マクロの三種類のみ。加えて今後開発されるのかどうかも不明。それなら、Xマウントで好みの色を追求していったほうがいいのかな~、なんて堂々巡りしてしまうのですが…。

いずれにしても、SONYが「油絵」でFUJIFILMが「水彩画」という表現には、素人ながらなんとなく納得がいきました。もちろん、工夫次第ではどちらの要素も取り込めるとは思います。しかし、「基本的な考え方」としておさえておくと、カメラ・レンズ選びが楽しくなりそうです!

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