2017-05-13

【レビュー】XF16-55mmF2.8 R LM WR / 好みの画角が見つかる一本【作例】

僕が富士フイルムに買い替えてから一年以上が経ちました。今回レビューをする「XF16-55mmF2.8 R LM WR」は、その”フジデビュー”とともに購入したレンズです。

スナップ、ポートレート、旅行、イベント撮影など、様々な場面で持ち出してきた本レンズ。一年経った(熱が落ち着いてきた)今だからこそ書けることがたくさんあります。メリットもデメリットも両方、書いていくことにしましょう。

購入した理由は、「憧れのF2.8通し」だったから

「XF16-55mmF2.8 R LM WR」の特徴や主な使用については、公式サイトの製品ページをご覧ください。

さて、まずは僕がこのレンズを購入した理由を挙げてみましょう。

  • 素人の僕にとっては、夢の”大三元レンズ”(F2.8通し)だから。
  • 『フォトテクニックデジタル』の巻頭グラビアでは、しばしばF2.8通しのレンズが使用されていたから。
  • FUJIFILM X-T1 + 単焦点レンズの組み合わせで購入するつもりだったが、店員さんのすすめで描写を確認したところ、ボケも十分に得られたから。
  • Nikon D750から乗り換える僕にとっては、レンズの大きさもあまり気にならなかったから。

ざっとこんな感じです。例えば、amazonの価格で比較してみると、Nikonの「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」が23万円程度であるのに対して、FUJIFILMの「XF16-55mmF2.8 R LM WR」は12万円程度です。

「えっ!? この価格でF2.8通しが買えちゃうの!?」という驚きが、購入に至った大きな理由です。カメラをやっていると、このあたりの感覚がおかしくなりますね(笑)

一年間使用して分かった、XF16-55mmF2.8の魅力

一年間、毎回持ち出したわけではありませんが、要所要所で使用してきたつもりです。その間、新しいレンズも買ってきました。他社のカメラも気になりました(笑)そんな一年間だったからこそ分かる、XF16-55mmF2.8の魅力をお伝えしましょう。

日中、背景をやや残したいポートレートと相性がいい

モデル:甘宮梨恋さん 撮影会:arch撮影会 42.7mm(35mm換算65mm相当)

F2.8なので、もちろん背景をボカすことはできます。しかし、さすがに単焦点レンズほどではありません。なので、背景をやや残すような表現をしたいときに向いています。

ただし例外もあって…、

55mm(35mm換算84mm相当)

モデルさんの表情がバツグンにいいときには、顔をアップにして撮ります。上の写真は、X-T1の顔認証を生かした一枚。左目にピントがきていて、まつげの一本一本までしっかり描写してくれています。

モデル:kyokoさん 撮影会:WALLPAPER撮影会 24.2mm(35mm換算37mm相当)

レンズは防塵・防滴仕様のため、雨の日のポートレート撮影でも大活躍します。上の一枚は、モデルさんを屋根の下に入れて撮影しました。僕はというと、そこそこ強い雨に打たれながら(傘を差さずに)ズームを調整しています。

レンズ選択に困ったときに「頼れる一本」となる

ちょっとしたイベントや慣れない場所へ行くときは、レンズ選択に悩みますよね。何ミリが合うのか分かりませんし、そもそもレンズ交換をするタイミングができるかどうかも分かりません。

そんなとき、頼れる一本として持ち出せるのが、このレンズの魅力です。

それに、なんだかんだで標準ズームの画角は安心できます。

カメラマンっぽくなれる

22.7mm(35mm換算35mm相当)

本レンズは、Xマウントの中では大きいほうです。なので、このレンズを装着していると「自分に酔える」といいますか、カメラマンになった気分になれます(笑)

2016年夏に愛知県へ旅行をしたときには、雨の予報もあって、XF16-55mmF2.8をつけっぱなしでした。また、地域の方々から見て、「旅行で来てるんだな」と思ってもらうねらいもありました。

旅先だと、655グラムの重さが心地よく感じられるんですよね。

一年間使用して分かった、XF16-55mmF2.8の欠点

撮る条件・被写体によっては、コンデジとあまり変わらない

17mm(35mm換算26mm相当)

例えば、上のように最短撮影距離から一輪の花を撮ったとします。これはこれで綺麗なのですが、このような写真であれば、コンデジ・SONY RX100とあまり変わらないような気がします。

http://arisawafilm.com/blog/comparerx100-xt2/

なので、レストランやカフェで商品を撮りたい場合には、コンデジやスマホのほうが強いです。それに、XF16-55mmF2.8のような大きいレンズを出すのは、少し気が引けますよね。

そういうこともあって、最近ではRX100に活躍の機会を奪われています。

「大きくて重い」は、正義にはなれない

Nikon D750から乗り換えたときには、そこまで大きく感じなかったこのレンズ。

しかし、富士フイルムの単焦点レンズを買い足したり、散歩がてらに写真を撮るようになってからは、XF16-55mmF2.8が「大きくて重い」と感じるようになりました。

カメラやレンズのレビューで、よく「小さくて軽いは正義」という表現を目にしますが、まさにその通りだなあと。先ほど「RX100に活躍の機会を奪われている」といいましたが、RX100は小さくて軽いので「正義」なんですよね。本当に。

かくして人は、コンパクトなつくりが多い単焦点レンズが好きになるのだと思います。

まとめ 自分にとって「撮りたい被写体」と「好きな画角」を見つけるのに相応しいレンズ

ということで、富士フイルムの大三元レンズ「XF16-55mmF2.8 R LM WR」のレビューを書いてきました。大きくて重たいレンズですが、F2.8通しの恩恵もまた大きいです。

また、このレンズに限ったことではありませんが、ズームレンズというのは自分が「撮りたい被写体」と「好きな画角」を見つけるのに相応しいレンズと言えるでしょう。

35mm(換算54mm相当)に心地よさを覚えたら、「XF35mmF1.4 R」や「XF35mmF2R WR B」に。55mm(換算84mm相当)が好きになったら、「XF56mmF1.2 R」にステップアップすることができます。

しかし、カメラを楽しむ上で一番大切なのは、被写体を絞ることなのかもしれませんね。

今回のレビューが、皆さんのカメラライフにとって有意義な情報となりますように!





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