Adobe Lightroomでフジのフィルムシミュレーションが使える!? 撮って出しと比較してみました。

この記事で伝えたいこと
  • フジフイルムならではの多彩な色を表現する「フィルムシミュレーション」
  • なんとカメラ内RAW現像だけでなく、Adobe Lightroomでも使えます!
  • 写真を見比べてみても、どちらがカメラ内現像でどちらがLightroom現像か、ほとんど分かりません。ぜひお試しください。

フジフイルムといえば「フィルムシミュレーション」

フジフイルムの多くのデジタルカメラには、「フィルムシミュレーション」という、色調や階調をかんたんに(しかも美しく!)変更できる機能があります。

参考

色調や階調をコントロールしてみませんか?富士フイルム

たしかに他メーカーのカメラにも、彩度やシャープネスを設定できる機能は備わっています。しかし「フィルムシミュレーション」は、過去に実在したフィルムの色、その経験と技術をもとにした色で撮影することができるのです。

いわゆる「フジフイルムならではの色」は、基本的にはフジフイルムのカメラでしか表現できません。

Adobe Lightroomなら”パソコン”で「フィルムシミュレーション」を適用できる

しかしながら、「Adobe Lightroom」という写真管理・現像ソフトを使うことで、いわゆる「カメラ内RAW現像」をしなくても、パソコンでフィルムシミュレーションを適用させることができます。

参考

Adobe LightroomAdobe

具体的には、以下の手順を踏んでいきます。

Lightroomでフィルムシミュレーションを適用する方法
  1. フジフイルムのカメラで撮影した「RAWファイル」を取り込む。
  2. 「現像」タブから、フィルムシミュレーションを適用したい写真を選択する。
  3. 画面右側の現像メニューを下にスクロールして「カメラキャリブレーション」の項目を表示する。
  4. 「プロファイル」をクリックして、適用したいフィルムシミュレーションを選択する。
  5. 完了です。

Lightroomについてはまだまだ勉強中ですが、どうもこの「カメラキャリブレーション」「プロファイル」というのは、カメラごと(?)に設定できる内容が違うようです。なので例えば、「SONY DSC-RX100」で撮影した写真には、上記のフィルムシミュレーションをあてることができません。ご注意ください!

「カメラ内RAW現像」と「Lightoom現像」の仕上がり比較

それでは実際に、「カメラ内RAW現像」した写真と「Lightroom現像」した写真の仕上がりを比較してみましょう。びっくりするほど色味が再現できていますよ!

撮影条件

カメラ:FUJIFILM X-T2
レンズ:XF35mmF1.4 R
撮影モード:絞り優先(F5.6)
フィルムシミュレーション:PROVIA(色調・階調補正なし)

この設定で写真を一枚撮影し、それを「カメラ内現像」したり「Lightroom現像」したりする。

元画像(PROVIA, JPEG)

こちらが元画像になります。X-T2による「JPEG撮って出し」です。

(FUJIFILM X-T2 + XF35mmF1.4 R, PROVIA, JPEG)

「PROVIA」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

まずは「PROVIA」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

どうでしょうか、この再現性。僕が見た限りでは、ほとんど違いが分かりません。PROVIAらしい、ハキハキとした青や緑が表現されています。

「Velvia」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

次は「Velvia」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

 

高彩度が特徴の「Velvia」も、しっかり再現してくれます。

「ASTIA」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

次は「ASTIA」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

いかがでしょうか。心なしか、カメラ内現像のほうがハイライトが軟調な気がします。青色も、Velviaほど高彩度ではない、この絶妙な記憶色がしっかりでています。

「クラシッククローム」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

次は「クラシッククローム」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

クラシッククロームの特徴である「濁った感じ」を、見事に表現してくれました。ただ、カメラ内現像のほうが、青空の彩度がしっかり低めに描写されている気がします。

「Pro Neg. Hi」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

次は「Pro Neg. Hi」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

「Pro Neg. Std」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

次は「Pro Neg. Std」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

Pro Neg. Hiよりもスッキリとした印象の「Pro Neg. Std」。Lightroom現像でもスッキリとしていますが、やはりカメラ内現像のほうがスッキリしているでしょうか。うーん、ほぼほぼ同じだと思います。

「ACROS」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

次は「ACROS」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

グレーの階調が豊かな「ACROS」もこの通り。しかし、高感度で撮影したとき(粒状感が増したとき)には、違いが表れるかもしれません。Lightroomでも粒状感を表現できるのか、またの機会に試してみます!

「モノクロ」のカメラ内現像版と、Lightroom現像版の比較

最後に「モノクロ」について、カメラ内で現像したものとLightroomで現像したものを比較してみましょう。左側がカメラ内現像、右側がLightroom現像です。

“PROVIAのモノクロ版”と称される「モノクロ」。ACROSに比べてスッキリとした描写になるフィルムシミュレーションです。被写体によってその差は大きく見られます。とにもかくにも、Lightroomは「モノクロ」もしっかりと再現してくれました。

「Adobe Lightroom」なら、フィルムシミュレーションを再現できて、細かな色調・階調も補正できる

さて、カメラ内現像版とLightroom現像版の「フィルムシミュレーション比較」、いかがでしたか? 僕はLightroomの再現力に、改めて驚かされてしまいました。

しかも「Lightroom」なら、カメラ内現像よりも色調・階調補正を細かく適用することが期待できます。“フジフイルムならではの色”から「自分ならではの色」まで幅広くつくりあげたいという方にとっては、力強い現像ソフトになってくれます。

まとめ
Adobe Lightroomでも、フジフイルムのフィルムシミュレーションを「ほぼ正確に」再現することができる!

編集後記:「たけさんぽ」さんにて、当記事をリンクしていただきました!

2017年11月30日に更新された、ブログ「たけさんぽ」さんにて、当記事をリンクしていただきました。ブログの執筆者であり、同じフジフイルムユーザーのたけしさん、誠にありがとうございます。

参考

FUJIFILMが純正RAW現像ソフト『X RAW STUDIO』を提供開始!たけさんぽ

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